【行】湘南の家

 

 

土間
左は玄関アプローチの夜景
そのまま奥へと続き
格子のドアを開けると
下のように
坪庭に抜ける


土間は表と裏をつなぐ
インテリア

人を奥へと誘導する

 

梁組
飛騨高山の日下部家や
伊豆韮山の江川邸に見る

柱や梁の構造体を
インテリアに現し
直線の美を表現
心豊かな空間を作る

ベンガラ塗の黒紫色と
漆喰の白壁を対比させ
現代建築のデザイン
としている。

 

ベンガラ
壁や天井に塗られている塗料
世界で最も古い縄文時代の土偶や
ラスコーの洞窟壁画にも!

千利休の色付九間之書院では
材種の異なる木の色調に合わせる、
木目の趣を出すなどに
使われたとされる

近年では
京都や産地の岡山県吹屋の町屋に見られる

陰影の美あるいは風情のある美しさを醸し出す。

 

古建具
銀座の料亭で使われていた
欄間を腰壁に使う
奥が階下へと吹き抜けているので
ペットの転落防止と
採光の機能を持つ

鎌倉の家は階段の手すりに
仲町台の家には出入り口上の
欄間としての古建具を使う

 

陰影
明るいところ
暗いところ
その中間の光
窓の位置や大きさを
調整して
光をコントロール

金緑の屏風は
光を抑えた空間に
こそ映える