高齢者と若者が共に住む「大家族」の住まい

60代からのすまいー横浜市金沢区の事例

建築主の姿勢と思い

計画時、建築主は60歳台前半で一人暮らし。
このまま一人暮らしを続けるか、迷った末、何人かと共同生活をし、人生を楽しむ方を選びました。
といっても数十人が住む大規模な高齢者施設ではなく、数人~十数人で住む大家族の家。
高齢者に限らず、若者も、少人数の家族も共に住むすまい。
しかし水回りが共用のグループホームやシェアハウスではなく、各戸にはそれぞれ独立したキッチン、 浴室、トイレがあり、個々人の独立した生活が可能にしたい。

それに加えて、住人の皆が使えるダイニングキッチンや居間。
そこはウクレレやヨガなど、大家さんの趣味を楽しむ場でもあり、近所の人にも開放します。
またスペインで見かけたような中庭があり四季の草花を楽しめる。

最後の、最後は病院暮らし、となっても、それまでは人とふれあって、支え合って暮らしたい。
そんな夢を建築主は実現し、4年を経過しています。

 >参考『洲崎町の町屋』を詳しく見る

現地の見学が可能です

高齢者住宅の供給は身近なテーマですが、
質の高い、魅力的な「終の棲家」も必要では。
現在お住まいの家や、空き家となっているすまいにも応用できるので、
どう利活用したらよいのか、見学も兼ね、是非一度、ご相談ください。

株式会社 鎌倉設計工房
TEL: 045-312-6604
FAX: 045-316-1453
E-mail:info@kamakobo.com
■2DK―3戸、1DK-5戸(賃貸)
自然素材の利用、
既存住宅で使用した建具の利用、
月1階の食事会、毎週の茶話会、
猫とオリーブ、ELV4台分の駐車場、
大家さんも共に住む。
2012年神奈川建築コンクール優秀賞

 

 

Owners 2018年5月号(発行元:株式会社LIXIL ERA JAPAN)

にて以下の記事が紹介されました。