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日本の美を伝えたい 鎌倉設計工房の仕事 516
藤沢I邸(親世帯)
キッチンを住まいの中心に据えるケースが多い。その際
今回はキッチンのほかに洗面化粧室も一緒に据えている。
洗面化粧の空間は脱衣室も兼ねる際はキッチンより
浴室に引っ張られる。
今回は脱衣のスペースを浴室手前に設けたため、浴室と離れ洗面化粧室は自由になれる。
昭和以前の住居を拝見するとき、浴室の手前には2帖~4帖半ほどの座敷があって、そこで濡れ縁越しに坪庭の緑を愛でながら、湯上りの火照った体を休める。姿見もあり脱衣の場でもあった。そこが家の中で一番風通しの良いところだったりすると、ちゃぶ台を持ってきてダイニングルームになったり、書斎になったり、多機能な場になる。洗面脱衣機能だけではない実に心豊かな、和みのスペースだった。