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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 448

「四神相応の地に建てる」

今回は浴室内から洗面脱衣室を見ています。

床や腰壁に張った十和田石の若草色とべんがらの

赤とがモダンな侘び錆び感を醸し出しています。

文化財級の住宅を訪ねると浴室の天井は雨傘のように骨の垂木が

天井の中心に集まる唐笠天井だったり

中央に四角の木の換気口を取り、それに向かって東西南北から

寄棟の網代天井が昇って行ったり、昔から浴室の天井は凝っていました。

とっぷりと湯船につかり、一日の疲れを癒す場所としての浴室。

現代的な工夫もまだまだ、いろいろ出てきそうです。