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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 439

「四神相応の地に建てる」

前回ブログの天井の件です。

見ればこの通り、つまり

2階からの設備配管上どうしても天井の懐が

必要なので廊下側の天井は低い。

そのまま天井を貼ると

廊下の入り口上に、その低い天井が現れ

梁下に15センチほどの天井下がりが見えてきます。

ディテールの工夫をすれば

それでもまんざら悪くはないのですが、

この場合はそれを避けています。

 

赤べんがら壁や開口部の高さを梁下で揃え

梁が交差するラインを揃えることで

梁下に合わせた伸びやかな空間を選択しています。

従い左手奥から現れる廊下の天井は

奥のスリット状の窓手前で止め、

窓から手前の天井の高さは梁の下端に合わせ

入口上の梁の下には何もつかないデザインとしています。