ブログ

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 164

「三浦の濃紫べんがら」

2階の一部の画像です。

柱が不思議な位置に出てくる

そんな面白さが改修工事の場合、出てきます。

 

数寄屋造りの家や農家、昭和の家などの多くが

柱が直接室内に見える真壁造で出来ていました。

すべて見えてこなくとも、このようにシンボリックに

柱を出せば

べんがら塗の天井と白壁、とのコントラストで

 モダンな印象を得ます。
 

改修したのは昭和の家なので、どの柱を残し

他は隠すのかがデザインのポイントになります。

感覚的なもの、ではあるが落ち着きや居心地の良さに

影響してきます。