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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 387

「鎌倉 天空の館」

 

右手が北側道路

左手が東側道路

いずれも、奥に行くに従い、下ってゆく。

北と東、の道路が交わる手前部分が

唯一、直接敷地に入れる場所であり

玄関へのアプローチもここから取っている。

右からも左からも坂を上ってここにたどり着く。

谷戸の中でもかなり高いところである。

さらに高い敷地もあるが

日陰の敷地となりやすい谷戸、その中央にあって、

ここは1日中、日が当たる。

ほぼ頂上付近、城が建つような場所でもあり

「天空の館」と呼ぶ。

 

前回の続きであるが、

茶色の壁はこのように3か所で折れている。

右に行くに従い、屋根は下がってゆくのであるが

中央は玄関の吹き抜け、右手は階段室と

それぞれ必要な高さに収めながら屋根を低くし

北側道路沿いの隣家の日照を確保し、

かつ圧迫感の低減を図っている。