ブログ

日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 349

「鎌倉 天空の館」

和室を続けます。

右手の襖は前回紹介した柿渋紙に

「萩」模様の金雲母を施したもの。

左手グレーの地袋は「手漉きグレー雲肌和紙」

 

襖紙につけられた名前にも美しさを感じます。

書院窓の障子は古建具ですが、

わざと紙を張らず北側の風景を見せます。

 

襖紙は東京松屋ですが、全体コーディネートは

「襖デザイン」の村岡さんにお願いしました。

 

グレー地袋手前の床には通常、前地板を張りますが、

畳を地袋まで伸ばし、地板をなくし

簡素にすることで、襖を引き立てています