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職人について

職人について

最近、建売住宅の現場監理のみを依頼された。

現場監理といっても、私達は設計を行っていないので要所要所、手抜き工事がないか見張る業務だ。結果、お客さんからは大変感謝されたのだが、疑問が残った。

屋根下地となる野地板の一部、巾3センチほど白木のままの合板が帯状に出ていたので(画像上部の白木部)塗装しないのか、との質問に、建築会社の監督は「当社の基準には塗装工事そのものがありません。塗ると追加費用をもらう。」

なるほど私たちの感覚だと木目印刷、貼り物のセット品ではなく外壁や木製建具、ドアの枠などは杉や檜など無垢の木を使用するので必ず塗装工事が発生する。

安く、クレーム少なく効率よく建物を売りさばくには塗装工事をなくす。

すると塗装職人の数が減る。同様に左官職人も減りつつある。クレームの出やすい業種が減っていく。

人の住むところに、建て売る「商品」とは違う職人の手間、手作り感があってほしいと思うのだが。