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世田谷のコッテイジ―4

一週間、ブログが開いてしまいました。

東日本大震災について、現場に携わっている板金屋さんが明日から支援に出かけます。

大工ではないのですが津波で山済みになっている木材を利用し、いそぎ仮設の小屋を作って欲しいとの事。

世田谷のコッテイジの壁はJパネルという36ミリの杉の厚い板を使い、柱と柱の間に落とし

込んでゆく工法で比較的工期が短くてすむ。今回の板金やさんにこの工法は提供できないが

木造建築情報として利用する動きもあるので、復興住宅などに役立てればよいと思います。

画像はコッテイジらしく、庭の緑と建物が一体化したもの。

屋根の裏側にも透明の塗装を施していて時間がたっても、白木の状態が続いています。

ガラス戸の中の椅子の大きさから、手に触れるまで降りてきている屋根の様子がわかるでしょう。

建物の周りのつたが生えるための番線など強い西日除けにもなります。

そういえばフィンランドの建築家アルバーアールトの住宅には大きなガラス窓の外に

つたが絡まり秋には赤く紅葉して白いレンガ壁とのコントラストを出していたのを思い出します。