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洲崎の町屋-23

これは1階の8畳タイプ入口の画像。

入口はベンガラ塗装の引違いガラス框戸。

建具を閉めた時、ちょうど建具が重なる召し合わせの位置に 収納に取り付いた白い衝立(ついたて)がある。

前回の22では玄関収納が衝立の役割をしていたが これがあるだけで画像右奥つまり収納の扉前の小さなスペース の落ち着きが得られる。 その事を伝えたい。

正面右側の窓。と言っても白い収納の上部分の事だが

ここを開けると外との仕切りは高さ1mの収納だけになり フレームレスの開放的な窓が現れるというわけだ。

画像中央に外の中庭が見える。

内部がかくも開放的にプランニングできるのは この中庭のクッションがあってこそだ。

中庭ではなく、人通りの多い街路であったら もう少しスペースの間を室内側に取る必要があっただろう。

さてこの衝立の話はまだ尾を引く。