べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 17

前回の16の写真とその前の

15,14との違いが判るでしょうか?


屋根の形状の違いのほかに

人が今も住んでいるか?

その差があると思います。


人の気配を感じたのは16のみです。

最も、家の前が畑で、そこで作業していた

方がいらしたのでわかったのですが。

お断りして庭まで立ち入らせていただきました。


使われている民家は

150年たっていても生活感にあふれています。


玄関先まで寄ってみましたが、

茶色の壁は竹子舞の土壁です。

壁内側に竹の格子を骨組みとして入れている、

地方に行くとまだ見られる工法です。

家を引き継ぐ息子さんでしょうか、青年が

この家の事を語ってくれました。


ところで、今回の画像ですが

面白いと思いませんか?


この辺りはまるで甲州民家の住宅展示場!

のよう。

見てください、家の中に蔵が埋め込まれています。

玉石基礎の上に立ち、格子戸があったり塀で囲ったり

柱梁が土壁を縦横に区切るなど、要素がちりばめられ

物語っているかのようです。

14から16が建物の正面のデザインとしたら

今回の17は脇のデザインと言えるでしょう。

道路際に建ち側面を見せる家ならではです。