ブログ

日本の美をつたえたい―鎌倉設計工房の仕事 108

「成田の濃紫べんがら」

 

外観から玄関を経ずして

いきなり2階の解説となって来たので

いったん外観に戻ります。

 

車2台分のガレージを左に、玄関を右に見ている。

ガレージのドアは設計上悩むところで

シャッターが一般的だが

どうも無粋なものになりがち。

 

京都の街中を歩くと景観を配慮した事例によく出合う。

今回も外壁板壁の板幅に合わせて太めの格子戸にしている。

すると玄関が格子と外壁の中に埋もれてしまうので

入口両側に大黒柱と同じ大きさの柱を据え

かつ人を招くように外壁面を後退させている。