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日本の美を伝えたい624「寝殿造り」のすまい―1

木製の建具と壁際(きわ)

べんがらで塗装した木製建具が漆喰の壁にぶつかる。

漆喰の壁はご覧のように上部がしかも出張っている状態。

そこに戸当たりの木製枠を設置するとする。

建具を全開し、室内と屋外の庭園を吹き放ちの一体空間で使う際、

その枠がやけに目に付く。

 

そこで木製枠の代わりに透明のアクリル板(ガラスのように見えている部分)を壁側に設置。

ガラス戸と障子に。

アクリルの厚み分の溝を建具側に彫り込み気密を取る。

そんな工夫をしてみました。