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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 143

「三浦の濃紫べんがら」

 

前回142ブログ写真位置から

少し下がってみた画像です。

2階に上がる階段の1段目はこのように

タイルで仕上げた、

暖炉のステージになっており

後ろの壁とワンセットでデザインしています。

 

ここにも既存の壁のずれが生じており、

暖炉の壁は背後の壁の角度に合わせています。

つまり暖炉ステージ先端のラインとは平行でなく

ハの字に開き、景色に動きを与えています。

玄関から入ってきたときの広がりを強調する事にもなり

茶道における「角違い」の美意識さえ感じます。

 

暖炉の壁上部には以前の家で使用した

バリの屏風を分解し、再利用しています。

今後の紹介で、またどこかに登場するでしょう。