公共・文化施設

横浜山下公園レストハウス

山下公園レストハウス

2016年築14年を迎えた写真です。

夏の花火大会翌日は、
横浜中法人会の会員100名による山下公園内清掃活動を行いますが
その集合、解散場所がこのレストハウスの前です。
年に1回はこの建物に合い状況を確認しています。
右に見えるのはインド水塔です。
関東大震災の時に多くの日本人に助けられたインド人が
感謝の印として建てたものですが、以前は、管理事務所の物陰にありました。
インド水塔を顕在化させ、参道的役割を果たすよう、
レストハウスも配置されています。

 

山下公園レストハウス

アルミ製の屋根は鶴見の日立造船(当時)で製作。
10m×50mの屋根を3分割して台船上に重ね海上輸送。
陸揚げ後鉄骨の屋根フレームに据え置いてゆきます。

 

山下公園レストハウス

旧汽車道からベイブリッジや客船ターミナルを遠望しています。

コンセプトは横浜らしい歴史的建物があるエリアの中で
客船ターミナルやみなとみらい地区など、
新しい横浜のエリアにも近い。
従って双方に調和するようにとのイメージコンセプトです。

   アルミ製の優雅な曲線を描く屋根です。

 

山下公園レストハウス

屋根のアルミは鉄骨の梁で受け、
その梁は両端を鉄筋コンクリート製H型の柱で受けています。
柱を載せる基壇となる部分には
歴史的建造物の柱の礎盤をモチーフにデザインしています。

 

山下公園レストハウス

造船所の工場内でアルミ屋根を製作し、
左の吊上げ治具と大型台車で屋外の船着き場に移し
山下公園まで海上輸送します。

 

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