ひび割れと、汚れ防止の為に
白壁には２段の水切り（横帯状）を設けています。

台風銀座と呼ばれる高知県には
吉良川添いに伝統的建築物が多く保存されており、
瓦で作った見事な水切りをしっくい壁に見せています。

今回は壁面が大きいのでこの土佐の伝統を参考にしました。

木部はベンガラ塗装ですが調合して本来の赤に近い色に。

白と対比させています。

ギャラリー西庭を望みます。

白壁と白砂の庭は光を反射させ
右側のギャラリー内を明るく照らしています。

深い土庇は正面の壁手前で止まり、
そして透かし室内外の壁に連続感を与えています。

ギャラリー内部を望む。

天井の杉板は厚さ36㍉。

正面の壁は杉板12㍉にベンガラ塗装カウンターには
古民家の梁を利用しています。

ベンガラと白壁のコントラスト。

玄関天井格子部は照明ボックスになっている。

西庭と玄関入口壁との位置関係がわかる。

天井照明ボックスも玄関戸のデザインと合せている。

 

外壁ベンガラ塗装、壁下地材の木摺板を重ねた大和張。

軒先の高さは１.５ｍ。

西庭土庇の低さがわかる。庇は右端壁につけず透かす。

照明器具はデンマーク製。

外のベンガラ壁が室内に入り込む様子がわかる。

上部白壁も展示スペースとしている。

 

上記写真を引いて撮ったもの。

さらに引いて撮ったもの。 

西庭とギャラリー、土庇、ベンガラ壁の位置関係を示している。 

西庭背部の白壁は円弧を描いているのが日の当り方でわかる。

 

西と異なり開放的な庭。

【 ギャラリーYuiの解説 】
神奈川県厚木市白山交差点近くのギャラリー。
展示品を眺めながらお茶を飲んだり、
ランチを摂ったりします。
又、建物の東と西側に異なる趣きの庭を配し
季節の花を楽しみ、
付近の工場地区のオアシスになっています。
２階はオーナーの住居。

 

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