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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 371

「鎌倉 天空の館」

 

吹き抜けを通し2階書斎から鎌倉の山を簾越しに見ている。

天井や柱梁などの構造体はべんがら濃紫色の塗装。

カウンター下の穴が開いている部分は?

これは

べんがらではなく黒柿の古欄間の地の色だ。

ブログ332に吹き抜けから見たこの古欄間が写る。

カウンター下にあり節穴ばかりが目立つが

厚い黒柿の板を半分に切るとこのように同じ杢目の板が

2枚できそれを左右対称に配した古欄間を再利用している。

今時このような材料を探し出すことさえ難しい。

昔の目利き?普請道楽?に感謝!